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下水管から流入した汚水を緩やかに流して土砂などをを沈め、大きなゴミはスクリーンで取り除く。 |
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沈砂池から送られてきた汚水を緩やかに流し、さらに細かい汚れをゆっくり時間をかけて沈澱させる。沈んだ泥は汚泥処理施設へ送られる。 |
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汚水に*活性汚泥(微生物の入った泥)を加え、空気を吹き込む。その間汚水中の汚れは微生物の栄養分として吸収・分解され、沈みやすい塊となる。一部分が微生物の塊となり、沈澱し海綿状になる。微生物は繁殖するので活性汚泥は増加。
*活性汚泥法・・・汚水に空気を吹き込むと、茶褐色のゼラチン状のようなものが発生する。これは汚水中の有機物を吸収して増殖した微生物で、活性汚泥という。活性汚泥は短時間で沈澱分離し、きれいな上澄みの水ができる。これを利用したのが活性汚泥法。
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海綿状になった汚泥を沈澱させ、きれいな上澄みの水は消毒施設へ送られる。活性汚泥の一部はエアレーションタンクに戻されるが、増加した分は汚泥処理施設へ送られる。 |
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最終沈澱池より送られた上澄みは、塩素を注入し消毒、滅菌して放流する。 |
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汚水が処理場の中を通り川に放流されるまで、約12時間かかる。 |
下水処理水は、街路樹の散水や、高度処理してせせらぎの水(都会のオアシスなど、人々の憩いの場)として利用される。 |