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はじめに【シームレス工法】
ECカット工法(シームレス工法)は、上下水、電力、通信、ガス等の埋設工事及び、一般建設工事における舗装版切削工を、従来の垂直切断から、約20度〜45度前後の角度を付け切断するものです。



斜めに切断

 従来工法で施工された舗装面には必ず新旧アスファルトのジョイント部分があり、車両が走行する度に負荷が加わり、路面にひび割れ亀裂などが発生し、道路の短命化の要因となります。同工法の場合、路面を斜めに切断することにより、既設部分と新設部分をより強力に接着させることができます。道路の劣化を防ぎ、道路寿命を延ばします


亀裂のはいった道路



その他のメリット

1. 切断面を赤外線溶融機による加熱方式と常温方式には角度を選定することで密着が容易になる。

2. 地下埋設工事等での舗装部分の剥離が容易で、残存舗装部分への悪影響が少ない。

3. 切断端部の舗装天端が鈍角であるため、自然転圧期間中に起きる角欠け等の悪影響が少ない。

4. 舗装打ち継ぎ部分の密着により、通行車両による騒音振動が無くなる。

5. Vカット工法の場合、クサビ作用により埋め戻し材は締まり易く且つ、舗装体のくい込みも良いので接着効果が大きい。


 これらの大きなメリットが認められていたにも関わらず、機械の開発が難しく、実用面で遅れていましたが、ここに長年の研究開発の結果を得、発表に至りました。

EC工業会






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