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カッター汚泥の現状(2)...業者に対して

 建設業者には産業廃棄物の運搬・処理に対して責任を負わされているのに対して、カッター業者は社会的責任から逃れているのが現状です。その理由は、

  • 排出量の問題
  • カッター作業が社会的に認知されていない。
  • 施工金額が他の工事に比べ安価である。......つまり汚泥の処理費は使えない。

 以上の理由から、我々も汚泥については目をそむけてやって行きたいし、元請け業者さんも、この利益薄の中で今までにない費用を使うのはかなりの負担かと思われます。
 しかし、ゴミ問題や自己責任が叫ばれる中、もし一般住民や下水局の告発が発生すれば我々に直ちにその対応が求められるでしょう。実際に年に何度かは告発があり、清掃しているのも事実です。



現在のカッター作業状況2(2000年5月2日撮影)
倉敷のきれいな水路

左:観光地「倉敷」のきれいな水路

右:水が濁っています。

カッター工事開始と同時に泥水が放水された所、下流100m付近では水路全面に泥水が広がり、通り合わせた外国人観光客もアキレ顔で作業員に色々質問していました。
 このような状況は全国各地で発生しています。

倉敷の汚れた水路

右:見えにくいですが、上の方に小さくカッター作業が写ってます。





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